医学生スタッフ

順天堂大学 4年 岡本賢

医学部に入学したあとに気づいたことは、この業界の閉鎖性。少人数のコミュニティで6年間同じ人たちとだけ関係を深めていく。部活をするにしても、勉強するにしても、遊ぶにしてもいつも変わらない光景です。そんな刺激のない日々に私は危機感を覚え、医学以外に外部の世界に飛び込みました。まず気づいたことは、医学生は医学しか学ばないこと。世の中で起こっていることには無関心で何も知らない。話せない。ましてや自分の将来のキャリアさえ何も考えていない。将来なにをしたいのかを問うと、外科になりたい。そう答えるだけで会話も続きません。これは非常にもったいないし、自由な時間がある大学生のうちにやるべきことは教科書を覚えること以外にたくさんあると思いました。

自分の将来を想像することができる場所としてドクターズスタイルを見つけました。
ドクターズスタイルはまず将来の医師として形を見つけること。様々な診療科の医師が、仕事のキャリアだけでなくプライベートでの過ごし方をどうしているのかを知ること、自分が見つけたあるべき形をプロフェッショナルになる前に知っておく。そこには医師たる大切な価値観もあるはずです。とくに女医としての将来は考えるべきことがたくさんあると感じました。男性医師とは違って、仕事とプライベートのバランス、リソースのかけ方がだいぶ違います。なかなか大学でも女医さんと話す機会がないので、数多くの方とドクターズスタイルで真面目な話からくだけた話までしてほしいと思っています。

過去参加されいる学生から話を聞いてみると都市と地方での学生の質が違うことに気づきました。それはこういったドクターズスタイルのような機会があるかないか、それだけでも違います。今後はドクターズスタイルを地方開催を定期的に行い、自分の内なる活性化に繋がればいいと願っています。また様々な学生と交流を深めて学生としてのスタイルの違いも知ってほしいです。知らないだけで本当はやってみたかったことはたくさんあると思います。知らないことのもったいなさを解決できる場にもなればと思います。

大阪医科大学 5年 西村直緒己

はじめまして、Doctors' Styleの学生スタッフを担当させて頂いております、大阪医科大学医学部3年の西村直緒己と申します。

2016年6月25日に行われましたDoctors' Style in Osakaにてはじめて学生スタッフをやらせて頂きました。
元々このDoctors' Styleを知ったきっかけは、同じ大学の河原崎さんに幹事を一緒にやって欲しいと言われたことでした。

これまで授業や普段の生活を通して先生と関わりを持つことはありましたが、深く一人一人の先生のお話を伺う機会はなく、自分からも積極的に先生と交流する勇気もありませんでした。しかし先日のDoctors' Style in Osakaでは、幹事として参加したということや、来て下さった先生方の人柄の良さもあり、良い雰囲気の中で先生方と交流出来たと思っております。

Doctors' Styleは学校の授業のように、受動的なものでは決してありません。フランクな雰囲気の中で、自分の将来のことから先生方の医師としてのライフスタイルに至るまで、様々なお話を主体的に伺うことが出来ます。医師としての将来像が見えなかったり、勉強に対するモチベーションがイマイチ上がらない医学生も多いと思います。そんな方は是非一度来てみてください!必ず来て良かったと思って頂けると思います!多くの医学生のご参加を心よりお待ちしております。

福岡大学 6年 野中 裕文

Doctors' styleに関わらせていただくようになったきっかけは、Doctors' styleがまだレディコンだった第2回に「男子学生としての目線で参加して欲しい」と正木先生からお話をいただき、参加したことでした。
学生(しかも一年生、二年生がメイン)と先生方がこんなにゆっくり話し、個人的なことまでも質問できる機会ってない。なぜ医学部に入ったのか、なぜその科に入ったのか、学生時代なにをしてたのか、どうして今の職場にいるのか、など、相当プライベートなことまで話し、相談できる場がそこにはありました。

福岡での第3回、2015年の秋に行ったDoctors' styleでは幹事をさせていただきました。
先生方へのインタビュー後はフリートーク、近くの先生、学生と自由に話せます。
自分の理想に近いdoctorと知り合い、もっと話したい、もっと考え方を知りたい。そう思い、連絡先を交換した学生もいたようです。

「日程の関係でその日来れなかったけど、ゲストの先生のお話を聞きたい」という友人がいました。
ゲストの先生が福岡に来られた際、話す場をセッティングすることも出来ました。
これもDoctors' styleの1つのいいところだと思います。
一期一会の出会いが必ずしも自分のためだけではなく、友人のつながりにもなり得ます。
その友人は先生とお話をしたことにより、とても刺激を受けたそうで、僕も嬉しかったです。

doctor達の話を聞き、それぞれのstyleを、見つけ、見つめ直し、目的を持って医学部の生活を送るためのカジュアルな飲み会、Doctors' styleはそういう場であると思います。

まずは飛び込んでみて欲しいです。
医学生の将来、自分の将来、医師としてどういう姿があるのかが発見できると思います。

大阪医科大学 5年 河原崎 温奈

頭の中に浮かんできたことが溢れすぎてどうしたらいいかわからず悩んでいた時、友達から正木先生を紹介してもらいました。
そこからDoctors’Style in東京に参加し、普段の講義で見るドクターとは違い、話しやすく学生のために力になりたいと考えて下さるドクターの方々に出会いました。

私が大切だと思うことは「誰と出会うか」です。人生はどんな人と出会うかでできていく気がします。人見知りな自分にストレスをかけても新しい人と会おうとするのはこのためです。仮に自分に何の特技もなくても、特技を持つ人と協力すれば何かできるはずだと思います。

Doctors’Styleはドクターや全国の学生と出会う最高の場だと思いました。私がスタッフとしてこのイベントに参加するのは、私がいろんな人に出会いたいと思うから、そして多くの人にこのイベントをきっかけに自分がやりたいことを見つけて欲しいからです。

イベントでお会いすることがあれば、たくさんお話ししましょう。

福岡大学 5年 森 重智

「Doctors'Styleの幹事をしませんか?」ーその一言から全ては始まった。

医師から見て、医学生は知っておいた方が良いのに知らない事がとても多い。
だから、先輩として医師の声を学生に届けたい。
その為に医師と医学生の交流会を開く。
とても素晴らしい理念だと思った。

私は今、医学部に入り2年半が経つが、医学教育に疑問を抱くことがある。
医学のスペシャリストを育てるために、膨大な量のカリキュラムをこなさなければならないのは分かるが、
医師はスペシャリストである以前に一人の人間である。
一人の人間として社会で生きていく上で知っておくべき事を授業で教わることはあまりないと感じるのだ。
具体的には、留学、専門医認定、医局制度、ライフワークバランス、また特に女性には結婚、出産などがあげられる。

実際に事前アンケートで医師に聞きたいことでは、上記内容が多く含まれていた。
私自身、今回の開催では特にライフワークバランスや女性の抱える不安などを生の声で聞けたことが何より良かったと思う。

また幹事として、参加して下さった多くの医学生の瞳が輝いているのを見てとても嬉しく思った。

あなたも「Doctors'Styleに参加してみませんか?」ーここから始まる変化がきっとあるはずです。

福岡大学 5年 竹尾 彰浩

将来のことが頭の片隅で悩みの種になり始めた3年生の秋、同級生の森重智くんに誘われて"Doctors' Style in 福岡"に初参加しました。
その後、"Doctors' Style in 熊本、"Doctors' Style mini"、に参加しましたが、そこで僕は色々な"シゲキ"を得ました。
将来の選択肢、医師として各々が大事にしていること、プライベートとの両立、患者さんの思いetc…と、これらの"シゲキ"のおかげで、ぼんやりしていた将来のビジョンが具体性を帯びてきました。
まぁ、その刺激のおかげでまた考えて悩むことも増えましたが(笑)

ですが、考える・悩むための材料を得られる場所って、普段の大学生活ではなかなか得られないと僕は思うんですよね。
Doctors' Styleは、その"シゲキ"を必ず得られる場所だと思います。

皆さんもDoctors' Styleに参加して"シゲキ"を得ませんか?

京都府立医科大学 2年 天野将明

2017年に大阪で開催されたDoctors' Styleがきっかけで幹事になりました。

僕は家族や親戚に医師がいる環境で育ったわけではありません。
10数年間で出会ってきたドクターの方々やメディアで取り上げられるイメージから、医学部を目指しました。
ただ、こんな医師になりたい、この診療科に進みたい、こんな人生を歩みたいーー漠然としたビジョンはあるものの、具体的なイメージまでは描けていませんでした。

Doctors' Styleに参加すると、さまざまな“リアル”に触れることが出来ました。
医学生の“リアル”、研修医の“リアル”、専門医の資格を取得後の“リアル”、そしてプライベートの“リアル”まで、普段なかなか知る機会のないエピソードを次から次へと聴くことが出来ました。
後になって気付いたことですが、この手の疑問って案外知りたくても知る手段がなかったり、あるいはそもそも医学生自身が目の前の勉強や部活動などに夢中なあまり見過ごしていたりと、これまで重視されてきていなかったように思います。
でも本当は、僕たち医学生が6年間を通して一番真剣に向き合わなければいけないことだと思いませんか?

大学でいくら知識を学ぶことが出来ても将来の設計について考える機会はあまり与えられないだろうし、病院実習でも各診療科で目の当たりにする光景はおそらく氷山の一角に過ぎないでしょう。
もしこれを読んでくださっているあなたが、どんなキャリアプランを選択するか迷っているなら、あるいは立派な医師になれるかどうかで不安だったら、一度Doctors' Styleに遊びに来ませんか?
参加者もドクターさんも肩肘張らず同じ目線で意見を交わし合えるこのイベントで、楽しみながら将来について一緒に考えてみませんか?

学年や地域を問わずひとりでも多くの医学生のみなさんに来ていただけるのを心より楽しみにしています!